2020/01/31
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    1月16日 基礎課程「林業機械実習(作業道開設見学)」

    林業において作業道は無くてはならないものであり、効率よく、開設するためには機械の力が欠かせません。しかし、従来のバックホウとチェーンソーによる作業ではどうしても人手がかかり、効率の向上が課題です。

    そこで、近年利用する事業体が多い高性能林業機械「フェラーバンチャザウルスロボ」による作業道開設の現場見学に伺いました。
    ザウルスロボは、バックホウとフェラーバンチャが合体した機械で、「掘る・伐倒・掴む」が行えるアタッチメントです。伐倒は通常のチェーンソータイプではなく、大きなブレードによって木材を切断するのが特徴です。

    現場は「株式会社とされいほく」が施業を行う土佐町の山林。同社は7年前、高知県内で初めてザウルスロボを導入。運転席から降りることなく1台で作業道開設作業ができるため、その利便性と安全性から追加導入の台数を増やしています。

    開設を専門的に行うオペレータの操作は淀みがなく、研修生たちは開設のスピードやブレードによる切断の滑らかさに驚いていました。特に開設スピードは、地質にも左右されますが30~60m/人・日と非常に早く、研修生たちの開設実習とは比較になりませんでした。

    見学の最後に数人の研修生が試乗。独特の操作感に戸惑いつつも、効果的な路面作りのポイントを教えていただきました。

     

     

    2020/01/31
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