2022/07/22
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    短期課程木造建築コース 建築実務者向け講座(第2回目)

    7/15(金)、「土佐派の家と高知の木造建築」と題して、細木建築研究所の細木茂先生によるオンライン講義を開催しました。

     

    「高知県産のスギ、ヒノキ」、「土佐漆喰」、「土佐和紙」、「瓦」、「土壁」等の伝統的な素材をを用いた骨太な木造住宅を「土佐派の家」と称しています。

    (※土佐派の家に明確な定義があるわけではありません。)

     

    高知県の建築士の活動の中で、脈々と受け継がれてきた1つの潮流であり、その活動は木造建築業界で昨今再注目されてきています。

    今回の応募者数がオンライン講座では過去最多であったことからも、その注目度の高さが覗えます。

     

    細木先生の講義の中では、土佐派の家の歴史的背景から、使用する素材、技術的な課題などについて説明があり、細木先生の手がけた土佐派の家の建築物紹介がありました。

     

    講義の中でも紹介のあった著書「土佐派の家PARTⅢ」の中にある山本長水さん、塩田正興さん、細木先生の対談の中で、「細木先生の家だけが飛ぶように売れた。」という記述がありましたが、細木先生が講義の中で語っていた「タブーに挑戦する」というチャレンジ精神や臨機応変な姿勢が、現代の価値観とマッチングした結果として現れたのではないかと感じました。

     

    2022/07/22
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