活動報告(研修風景)
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7月7日 基礎課程「森林調査(毎木調査)」
山を見る、と一言で言っても広大な山林のどこを見るかは人によって様々です。
樹種、土、水、方位、動物、昆虫など気になる点は無数にありますが、林業においては造林木を主体とした森林資源について調査する事が求められます。
この資源データによって、これまでの施業が適切であったか、さらには今後の施業プランはどうするか、といった方向を見出すことができます。今回は基礎課程の研修生を2班に分け、班ごとに場内のスギ林内でそれぞれ任意の10m×10mのプロットを作って毎木調査を行いました。
測定項目は樹種、樹高、生枝下高、胸高直径の4種類。テープと輪尺、バーテックス等を用いながら樹木を計測していきます。
計測後は野帳に記載した樹高と胸高直径をもとにして材積表からそれぞれの木の材積を求め、プロットを標準地とした場合の1haの材積量が推測できます。
皆、山を伐るとどのくらいの収益に結びつくのかを具体的に計算して、山で稼ぐということを実感していました。