2022/02/17
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    専攻課程_林業技術コース 架線知識開発 タワーヤーダ

     林業技術コースでは、2月7日から2月10日までの4日間で架線知識開発の研修としてタワーヤーダの講義を行いました。

     初日には、高知県森林技術センターの山﨑課長によるタワーヤーダ全般についての講義を行い、二日目には有限会社川井木材様の現場にて自走式クローラー型のタワーヤーダによる集材作業の見学を行いました。3日目、4日目では香美森林組合様の現場にてタワーヤーダでよく利用される中間サポートをスイングヤーダにて活用されている現場の視察を行いました。

     有限会社川井木材様の現場では、昨年6月に国内で初めて導入されたコンラード社(オーストリア製)自走式クローラー型タワーヤーダを見せていただきました。自走式であるため移動時間や架設の省力化が可能な点や高性能搬器であるリフトライナーを搭載し、走行スピードやリモコン操作による作業の効率化など研修生にとって驚くような内容を教えていただきました。

     香美森林組合様の現場では、M型の中間サポートの設置、撤去作業とスイングヤーダによる集材作業を見せていただきました。中間サポートは地形に合わせて設置することで、必要な架線高を確保し、1線あたりの集材距離と集材量を増やすことが可能です。今回の集材現場では太いスギについては、集材の際に中間サポートを乗り越えられない状況を防ぐため、ある程度の大きさで玉切って材の重さを調節するようにしていました。

     最後には、現場の班長より応援のお言葉もいただき、研修生は就職に向けて、身の引き締まる思いでした。

    2022/02/17
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