11月11日～14日　基礎課程「林業機械実習（架設作業）」

スイングヤーダで行う簡易架線（地引き）とは違い、木材を空中に浮かせて運ぶことが出来る本架線での集材。今回は演習林にて、短い距離ながらも集材機の設置と索張りを行いました。

まずは元柱、先柱を決めての線下伐採と集材機の設置。そして適切な位置への滑車の括り付けや当て木の配置。その後は集材機を利用しながら繊維ロープからワイヤへの張り替え。そしてエンドレス、荷揚げ索、本線の張り上げ。

これまで教科書でしか見たことの索張りを実際に組み上げるため、座学では想定していない事ばかりです。チェーンブロック、チルホールも駆使し、時間をかけて張り上げていきました。

索が張り上がり、試運転で材が土場まで上がってきたときは研修生たちから歓声が上がりました。

今後はこの架線を使って伐倒、玉掛け、集材、造材、はい積みまでの一貫した実習を行う予定です。