活動報告
-
10月9~10日 基礎課程「林業機械実習(本格架線・架設)」
香美市の西又演習林において集材機による架線集材施設の設営を行いました。
今回の実習で架設するのは集材機を使ったいわゆる本格架線で、スイングヤーダ等で行う地引する簡易架線とは違い、木材を空中に浮かせて運ぶ集材方法です。
索張り方式は、最もよく使われるエンドレスタイラー方式で、伐木・造材班、先柱設置班、集材機・元柱設置班の3班体制で、各講師の指導の下に作業を進めました。
伐木・造材班は、索張りを容易にするため主索予定線直下の立木を伐採します。
先柱設置班、集材機・元柱設置班は、これまで教科書でしか見たことのない索張りを実際に組み上げるので想定していない事もありましたが、元柱、先柱の位置関係を把握して集材機を据え付けました。また、適切な位置へ滑車やサドルブロック等を設置し、最終日には主索を張り上げ、完成しました。
これが後日実施する集材機を使った本格架線での集材実習につながっていきます。