活動報告(研修風景)
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5月7日~14日 基礎課程「林業機械実習(チェンソー)」
チェンソーでの伐倒作業は、ただ木を切り倒すだけでなく、倒れる方向や安全管理を考慮して行いますが、伐倒の基本となるのは、「受け口」と「追い口」です。本校のチェンソートレーニングでは、まず、水平切り、斜め切りの基本をしっかり練習してから、両方の合わせ技である「受け口」が正確な伐倒方向を示せるかどうか、「追い口」は安定した幅の「つる」が左右均等に残せているかどうかを具体的な数値目標を設定して練習していきます。
※数値目標:水平切り 斜め切り 角度40°~50°(45°を推奨)、交線(バーの前後傾き)-1~2°、受け口の水平切りの深さ7~8cm、つる幅 伐根直径の1/10 程度
また、実際の現場では足場が自由に選べないことを想定し、木の右側からでも左側からでも切れるよう、チェンソーの腹と背の両方を使ってトレーニングします。始めたばかりなので当然ですが、まだ安定した目標数値内の数値は出せていないようです。チェンソーは重さ5kg程度とはいえ腕の力だけでぶれないよう保持し続けることは難しいので、体にうまくチェンソーを預けることで無理なく切れる体勢を覚えていく必要があります。これから基礎的なトレーニングを繰り返しながらしっかり学んでいきます。