活動報告
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隈研吾校長特別講義(11月3日高知)
11月3日(火)に、隈研吾校長の特別講義をザクラウンパレス新阪急高知にて開催しました。
今年度は新型コロナウイルス感染症対策として、参加者を建築を学ぶ学生に限定しての実施です。
第1部は、隈校長と株式会社土佐組子代表取締役で組子細工職人の岩本大輔氏と一般社団法人moreTrees事務局長の水谷伸吉氏とのトークセッションです。
まず、隈校長からこれまで手がけられた建築や作品を題材に、どのように物づくりに取り組んでいるか解説いただきました。次に、岩本氏から土佐組子の歴史や制作方法、魅力などについて、また、水谷氏からは都市と森をつなぐ取り組みとして、TUMIKIや梼原町での植林プロジェクトなどについてお話しがありました。その後、これらの3者からの話題を元に楽しい鼎談となりました。
第2部は、建築を学ぶ本校研修生や四国内の学生が事前課題「道の駅」の設計について、プレゼンを行い隈校長から講評をいただきました。
9チームそれぞれ個性的な力作揃いで、作品からは相当な努力をしたことがうかがわれました。
隈校長から「普段、壇上でのプレゼンなど慣れていないにもかかわらず、上手に説明できていた」「建築家になるためには、長距離走のような粘り強さが大事」「人とのやりとりが上手な人は自然と信頼を勝ち取り、結果として自分のやりたいことが出来る」「木の建築は独特の柔らかさ、温かさがある。いかに表現できるかが重要だが図面でも質感を現せる技術を学んで欲しい」といったコメントをいただきました。
各チームごとに記念撮影にも応じていただき、参加された学生の皆さんにとって、貴重な体験、そして良い思い出になったのではないでしょうか。
ご参加いただいた宿毛工業高校、香川県立多度津高校、高知工業高等専門学校、国際デザインビューティカレッジ、河原デザインアート専門学校、高知工科大学の皆様、ありがとうございました。
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