2020/09/25
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    短期課程「建築学生向け集中講座・オータムスクール」

     昨年度に引き続き9月10日から12日までの3日間、建築学生向け集中講座を開催しました。
     今回の参加者は、東京や香川、鹿児島で建築を学ぶ7人の大学生です。
    【1日目】
     初日は林業大学校にて開講式。その後、(株)鯰組の岸本耕先生による木造建築施工の講義を受講しました。
     林業大学校の校舎見学を終え、研修の舞台となる梼原町へ出発。
     宿泊は廃校を活用した集落活動センター「遊友館」です。
     夕食は梼原町の食材をふんだんに取り揃えたバーベキュー。緊張もほぐれ、おいしい夕食に皆さん満足していました。
    【2日目】
     あいにくの雨により、伐倒現場の見学を変更し梼原町森林組合にて梼原町の紹介、林業への取り組みをご紹介頂き、製材工場の見学をしました。普段、原木が製材になる課程を見ることが無いため、貴重な体験をすることができました。学生からもたくさんの質問があり、とても有意義な時間となりました。
     午後からは隈研吾校長の手がけられた建物の見学です。隈研吾建築都市設計事務所の宮澤設計室長に解説頂き、雲の上ホテル、町役場、ゆすはら座、雲の上図書館、マルシェゆすはらを見学させていただきました。学生たちも興味深々で、質問も飛び交いながら大変良い見学となりました。
    【3日目】
     高知の木造建築見学です。
     まず、五台山竹林寺を訪れ、普段は中々見ることのできない客殿、本堂、納骨堂を見学させていただき、貴重な体験をすることができました。
     最後に牧野富太郎記念館を見学し設計のことはもちろんですが、高知にある珍しい花や樹木を見て回り、楽しく研修を終えました。
     高知駅にて学生とお別れし、学生からは「とても楽しく有意義な研修だった」「この経験をこれからの学生生活に活かしていきたい」といった感想をいただきました。

     この3日間で経験したことを、今後の将来に活かして、未来の建築を担う人材になって欲しいと思います。3日間お世話になった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

    2020/09/25
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