活動報告
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短期課程 建築学生向け集中講座(オータムスクール その3)
(2日目 午後)
ここからは隈校長の建築物巡りです。
講師は隈研吾建築都市設計事務所の田中設計室長。東京からお越しいただきました。
見学先は、「雲の上のホテルとギャラリー」「梼原町総合庁舎」「まちの駅ゆすはら」「雲の上の図書館」「ゆすはら座」です。「雲の上のホテルとギャラリー」では、普段は入ることができない客室やVIPルーム、隠し扉の中の管理室(創作室)など見学させていただきました。
「梼原町総合庁舎」は、サスティナブルな庁舎を目指し、環境評価基準CASBEEを用いた、エコロジカルな建築物が完成したそうです。
「梼原座」は、昭和23年に建築されたこの木造芝居小屋で、一度取り壊しの危機に遭いましたが、その際、隈校長が「こんな素晴らしいものを取り壊すのはもったいない!」と関係者を説得し、今の位置へ移築されたそうです。
「まちの駅ゆすはら」はまちの中の森をイメージし、内部のスギ丸太は本当は皮付きにしたかったけれども、品質確保がなかなか難しく、荒削り仕上として自然を感じる印象を狙っているそうです。
最後は、「雲の上の図書館」です。
「わくわくする図書館」をテーマに設計されたこの建物、入館の際には靴を脱ぎ、素足に木の床の温かみを感じ、リラックスできます。
走り回ったり、ボルダリングを楽しんだり、外に本を持ち出して、芝生の上で読んだり。
内部には、森の中を再現すべく木が林立するような空間に仕上がってます。
毎日通いたくなる、素晴らしい施設でした。