活動報告
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短期課程 地域の元気創造コース「特用林産で地域おこし(シキミ・サカキ編)」(その2)
短期課程「特用林産で地域おこし(シキミ・サカキ編)」の2日目です。
今回(11月27日)は、土佐町でシキミ・サカキを生産している筒井順一郎氏の栽培地の見学です。
筒井氏は土佐町で「そま工房」を営む林業家で、平成19年度には全国組織である国土緑化推進機構が選定する「森の名手・名人100人」にも選ばれるなど活躍されています。
シキミ・サカキ生産でも、挿し木により優良種を増やすなど研修熱心に取り組まれています。まず、挿し木について、実際にやり方を見せながら、時期や採り方のポイントなど教えていただきました。春挿し・夏挿しのことや、工夫したこと。うまくいかなかったことなど、経験を踏まえた話が聞けました。
その後、圃場と移植した場所へ移動し、間隔や植えた後の成長の様子を見学しました。
午後からは、成長したシキミの植栽地を見学しながら、枝が力強く成長しだすと思い切って剪定することが大事で、それによりまっすぐな枝を育てることができる、といったお話しを伺いました。
その後、枝を伐って持ち帰り、「くくり」の仕方も再度体験しました。研修生の皆さんにとって前回から続けての「くくり」ですが、とってきた枝を無駄のないように整えるのに再び苦労していました。
筒井氏は穏やかな口調で、ご自身の経験や様々な工夫をしてきた話と、受講生からの質問にもなんでも答えて頂き、様々なことを学べた1日となりました。
筒井先生、有り難うございました。#林業大学校 #シキミ #サカキ #樒 #榊 #特用林産