2020/12/24
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    短期課程 地域の元気創造コース「特用林産で地域おこし(シキミ・サカキ編)」(その1)

    短期課程「特用林産で地域おこし(シキミ・サカキ編)」を3日間開催しました。

    林業といえば「木材」をイメージする人が多いと思いますが、木材以外にも森から生み出される有用なきのこ類や木炭など多様な地域資源(特用林産物)があります。

    今回は、その中のシキミ・サカキ研修です。

     

    1日目(11月20日)の内容は、シキミ・サカキの全体的な解説と病害虫について、そして、実際に生産している方の体験談、「くくり」実習です。

    まず、全体的な解説として、県森林技術センターの藤本主任研究員からシキミ・サカキの歴史や全国での生産量、生産から販売に至る流通、そして、病害虫の防除について講義して頂きました。

    病害虫の防除では、よく観察すること、必要な剪定をすること、適期に消毒することが大事であることを学びました。

    次に、県木材産業振興課、森づくり推進課から特用林産物に関する支援制度について説明があり、受講生の皆さんから多くの質問がありました。

    生産者のお話は、愛媛県で実際にシキミ、サカキを生産している深川正延氏の講義です。良質なシキミやサカキを生産するための工夫、出荷や販売結果も絶えず研究している熱心な語りに引き込まれました。また、生産するうえでは、工夫はもちろん、家族の協力・友人・仲間づくりも大切とのことでした。

    最後は、販売できる束に整える「くくり実習」です。

    販売するためにはお客様に手に取ってもらえる形にしなければなりません。形よくまとめるのは難しく、受講生の皆さんは1枝を添える度に何度も入れ替えたり取り換えたり苦労していました。

    研修でお世話になりました皆様、ありがとうございました。

    #林業大学校 #シキミ #サカキ #樒 #榊 #特用林産 

    2020/12/24
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