活動報告(研修風景)
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6月4~5日基礎課程「林業機械実習(チェンソー)」
丸太の「斜め玉切り」と「枝払い」の実習を行いました。
「斜め玉切り」は、山で伐倒した木が斜面に倒れていることを想定して、斜めに設置した材を幹に対して直角に切るトレーニングですが、玉切った角度が90°±2°以内となることを目標に行います。これを正確に行えるようになることで、余切りも含めた1本の丸太の歩留まりの向上など、より効率的に生産性を高めることが可能となります。研修生たちは、なかなか目標が達成できずに苦戦していましたが、講師の具体的なアドバイスを熱心に聞いていました。
また、「枝払い」は丸太に穴を開け、丸棒を差し込んで枝払いトレーニング用に特別に作成したもので練習しますが、伐倒した木は商品であることを意識して、幹を傷つけないようソーバーを材に沿わせながら行います。皆、慣れない操作で枝が少し残ってしまったり、逆に切りすぎて幹をえぐってしまったりしていましたが、改善点を話し合いながら熱心に行っていました。
どちらも造材には必要な技術ですので、しっかりと身につけてもらいたいと思います。