2025/06/03
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    5月16日 基礎課程「労働災害防止(刃物の取扱)」

    林業の現場では、チェンソーや刈払い機などの機械を使いますが、鎌や鉈(なた)などの刃物も使用します。特に鉈は、枝打ちをしたり、雑草木を払ったり、竹や薪を割ったり、現場にあるものでちょっとした道具を作成したりと持って行くと何かと役立つ道具です。本校では、刈払い機とチェンソーは安全衛生教育の中でしっかり学んでいますが、鉈や鎌も刃物である以上、使用には危険が伴いますので、この使い方にも慣れておく必要があります。
    そこで、今日は午後から実習棟で鉈や小刀を使ったお箸作りにチャレンジしてもらいました。材料は電線の支障になるので剪定し、乾燥させておいた場内の桜です。研修生の中にはキャンプで薪作りなどの経験がある人もいましたが、桜はやや堅い素材で、繊維の方向もまっすぐではないため、材を割って細く削っていく作業には戸惑っていたようです。それでも2時間後には、誰も手を切るなどの怪我もすることなく、なんとか箸らしいものが完成していました。
    刃物の切れ味をよく理解して、安全な使い方を身につけていきます。

     

     

     

    2025/06/03
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