活動報告
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専攻課程共通課目 森林文化・多面的機能学「自然保護」
6月3日、東京農工大学 名誉教授の土屋俊幸先生にご講義いただきました。
「自然保護」には様々な考え方があり、偏にこれが正解とはならないということを、深く考えさせられる講義でした。
講義の中で、
「自然保護の考えで原生保護と、適切な利用の元での保護という2つの意見があります。自分に近い意見はどちらか。2つの意見対立を解決するにはどうすればいいか」
「様々な自然保護思想があるが自分に近い考えはどれか」
「ツキノワグマの保全について自分の考えはどうか。保全のため我々は何をすべきか」
という3つの議題について、意見交換の時間があります。研修生から「討論する上で互いに正しい意見があって、話し合うことも必要。しかし、その中でも矛盾が生じてくるので、取捨選択が重要となってくると感じた」など、様々な意見が出され、有意義な時間となりました。
3年ぶりに対面形式で行われた本講義。
やはり、意見交換の場では、微妙な「間」などを感じ取ることのできる、対面形式の講義が向いていると感じたことでした。
土屋先生、ありがとうございました。