活動報告
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専攻課程・森林管理コース 森林施業プランナー その④
森林施業プランナーが森林所有者へ提示する森林施業提案書は大きく分けて施業内容と事業収支から成り立っています。
森林施業提案書は、現場の技術力と収支分析、市況に裏打ちされた森林の概況説明書兼見積書で有り、林業事業体のノウハウが詰まった大事なツールです。
事業収支を積算する際に、現場作業費の見積りは主に工程別標準単価方式で積算しますが、この計算練習を徹底的にやるのが京都大学準教授である長谷川先生の講義です。
林業技術コースも加わって行うこの講義では、自分達が事業体に所属するだけ、そして事業体が林業機械を所有するだけで、1日当たりおおよそいくらのコストが掛かっているのか実感できます。
森林施業提案書(見積書)と事業を行った後に作成する精算書の差を少なくし、精度の高い提案書を作成するのは、森林施業プランナーの腕の見せ所です。