活動報告
-
短期課程「シキミ・サカキ(初級編)」1日目
特用林産物で地域おこし「シキミ・サカキ編」を行いました。
この研修は、11月19日(金)を初日に1週間ごとに全3日間開催します。
1日目は、座学が中心。まず、森林技術センター藤本浩平さんを講師に招き、「シキミ・サカキ」の概論について学びました。
続いて、林業大学校の小路口より「県の特用林産物についての施策」、高知県の生産技術習得に向けた支援制度について説明しました。午後は、具体的な内容です。
前半は、スーパーのバイヤーの方をお招きし「市場・小売店に求められる加工方法(収穫・出荷形態など)」について、売り場の生のお話を聞くことができました。
需要は減少していないが、生産量は減少傾向とのこと。市場では中国産8~9割を占めるが、やはり国産が求められ、いい物を出せばいくらでも売れるそうです。
ただ、市場によって売れ筋は違うので、その傾向をつかむ必要があるとのことでした。
そして、実際に小束くくりの実習に移りました。見栄えによって価値が上がるので、大きめに切られたシキミとサカキの枝をどのように組み合わせたらいいか、受講生は何度も枝を組み換えたりしながら小束を作りました。
最後に、再び藤本さんから栽培の適地や管理、病虫害対策などについて学びました。受講生からは「生産、流通までの流れが分かってよかった」「現在放置状態のサカキの圃場をどうしていくか道が見えたと思う」「防除暦を基本に対策していきたい」などの感想をいただきました。
2日目は、土佐町芥川の生産者の圃場での研修です。(つづく)