2021/10/21
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    短期課程「土佐和紙講座」

    短期課程「建築材料としての土佐和紙」講座を10月11日、12日の2日間開催しました。  
    講師は梼原町で和紙作りをされているオランダ・ハーグ市生まれのアウテンボーガルト・ロギールさん、陽平さんです。
    ロギールさんは1981年から土佐和紙の本場、旧伊野町に移り住み原料栽培からの伝統手すき和紙作りをはじめられました。伊野町伝統手漉き和紙から生まれる素晴らしいメッセージをたくさんの方々と共有したいと思い、現在は四万十川源流のきれいな水が流れる梼原町で和紙作りをされています。

    また、LIXILギャラリー企画「クリエイションの未来展(第12回)、ロギール・アウテンボーガルト×建築家 隈研吾」や梼原町の建築物(雲の上ホテル別館や梼原町総合庁舎など)へ作品提供など、本校の隈校長とも深いつながりがあります。

    初日は、「土佐和紙の歴史」「美しさや持続可能な社会へ貢献などの和紙の魅力」「原料不足や道具職人不足」といった課題から「和紙の構造」「水素結合」などアカデミックまで幅広いお話し頂きました。  
    その後、和紙の原材料となるコウゾ・ミツマタの畑を見学し、「へぐり」や「ちりとり」「叩解」「漉く」など一連作業の見学や体験をしました。
    皆、初めての紙すき体験に興味津々で、ロギールさんの手つきをよく見て、実際に1枚1枚丁寧にすいていました。

    また、周辺の山々から草花を摘んできての「漉きこみ和紙」づくりにも挑戦し、皆さん素敵な作品に仕上げることができました。

    2日目は、実際に土佐和紙を使った建築の見学です。

    「梼原町役場」「マルシェユスハラ」を訪れ、作品の特徴や出来上がった背景などの解説後、「雲の上の図書館」にてロギールさんの他の作品をご紹介頂きました。
    和紙を使ったたくさんの作品を知ることができ、参加者の皆さんは和紙の可能性を感じた様子でした。

    ロギールさん、陽平さん、並びに梼原町役場の皆様ありがとうございました。

    #土佐和紙 #手漉き和紙 #かみこや #梼原町 #高知 #林業大学校

     

    2021/10/21
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