活動報告
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「木造建築施工」伝統構法を未来に!
木造設計コースです。
一年が経つのは早いもので、今年度最後の特別教授の授業です。
3月9日、10日の「木造建築施工」は宮内建築の宮内寿和先生にご講義いただきました。
宮内先生は石場建ての伝統構法の家や民家の改修を数多く手がけると同時に、「四寸角挟み梁構法」のような独自の新しい木造建築に挑戦されています。講義では2/3サイズの軸組模型を皆で組み立て、木造の基本を理解したうえで木造建築の施工について様々なお話を伺いました。また職人としての心構えや責任感、そして職人不足が深刻となるなか、弟子を育てることの大変さ、大切さについて触れられ、これからの木造建築の担い手を育てることの重要性を改めて認識いたしました。
先日、「伝統構法工匠の技」がユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、このかけがえのない知識と技術を後世に伝えていくことも私たちの務めですね。
ご指導くださいました宮内先生、本当にありがとうございました。