活動報告
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1月15日 基礎課程「木材利用(集成材工場、バイオマス発電所見学)」
林業・木材産業において、木材を供給する素材生産側を「川上」、製材・加工を「川中」、建築や消費側を「川下」といいます。今回は川中、そして川下の現場を見学に行きました。
午前は、牧野植物園や高知駅などの屋根の構造材などを手掛けられた正和木材株式会社の工場見学。集成材事業部の野町次長に、集成材が出来るまでの一連の流れ(木材の乾燥、強度の測定、加工・接合、接着剤の乾燥)を、工場内の説明を受けつつ見学しました。
特に、立木から丸太、製品に至るまでの歩留まりについては、研修生たちが関心を寄せていました。午後は、高知市の木材団地に位置する土佐グリーンパワー株式会社の木質バイオマス発電所の見学。FIT(固定価格買取制度)を利用した100%未利用材による発電を行っており、年間7~8万トンの木材を利用しています。
カーボンニュートラルへ向けた環境への取り組みと、山への還元に対する姿勢に研修生たちは驚きをもって学んでいました。正和木材株式会社さま、土佐グリーンパワー株式会社さま、お忙しい中、研修生のために時間を割いていただき、ありがとうございました。