時代をリードする一流の講師陣と目指す本物の木造設計の強み

一般選考1回目
研修生募集

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9.19[金]

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KOCHI PREFECTURAL

FORESTRY COLLEGE

高知県立林業大学校

本校は、森林率日本一の高知県に位置し、林業、木材産業、木造建築の各分野で幅広い知識と専門的な技術を身につけることができる学校です。

各分野の第一線で活躍する講師陣やフィールド中心のカリキュラムにより、実践力と応用力を培い、日本の林業や木材産業などの活性化に貢献する人材を育成しています。

高知県立林業大学校のイメージです
高知県立林業大学校のイメージです

校長は建築家、
隈 研吾

一流講師陣プロに導く

木の時代を導く力。
林業を再生し活性化する
プラットフォームで
思想と技術が出会う。

高知県立林業大学校 校長 隈 研吾

高知林業大学校の校長は建築家隈 研吾です
高知林業大学校の校長は建築家隈 研吾です
高知林業大学校の校長は建築家隈 研吾です

本校の強み

STRONG POINT

深く学べる環境時代をリードする一流の講師陣へのアンカーです

深く学べる環境
時代をリードする
一流の講師陣

実践力を養う教育体制へのアンカーです

実践力を養う
教育体制

手厚い給付金制度と安価な研修料へのアンカーです

手厚い
給付金制度
安価な研修料

きめ細やかな就職支援で就職率100%へのアンカーです

きめ細やかな
就職支援で
就職率100%

深く学べる環境/時代を
リードする一流の講師陣

特別教授
  • 株内海彩・長谷川能友
    建築設計事務所 代表取締役

    内海 彩

  • 東京都市大学
    名誉教授

    大橋 好光

  • 東京大学生産技術
    研究所教授

    腰原 幹雄

  • 工学院大学
    理事長

    後藤 治

  • 銘建工業(株)代表取締役社長・
    (一社)日本CLT協会代表理事

    中島 浩一郎

  • (有)ウッズ代表取締役・
    木村コーディネーター

    能口 秀一

  • 木構造振興(株)
    客員研究員

    原田 浩司

  • 芝浦工業大学
    名誉教授

    三井所 清典

  • 宮内建築
    代表

    宮内 寿和

  • 桜設計集団一級
    建築土木事務所代表

    安井 昇

県内講師
  • 建築舎KIT

    喜多 泰之

  • 物濱口建築設計事務所

    濱口 一平

  • (有)建築設計群無垢

    東 哲也

  • (株)細木建築研究所

    細木 淳

  • (株)風憬社

    山崎 円

  • (有)艸建築工房

    横畠 康

専攻課程 木造設計コース

特別教授からのメッセージ

安井 昇

木造防耐火設計 特別教授

安井 昇

桜設計集団代表・NPO法人team Timberize理事長。早稲田大学理工学研究所研究員。講演やCLT普及活動もおこなう。本校では開校準備段階からカリキュラム設定などに協力。一級建築士、工学博士。

大好きな「木造」にどっぷり浸れる時間。
業界との、多様なネットワークが広がる。

緑豊かな敷地に建つ、最新の技術を凝縮した木造校舎。ここには、「木と木造」をいつも感じていられる、「木造漬け」の充実した学びの時間があります。

専攻課程の木造設計コースでは、1年間にできるだけ多くの知識を吸収できるカリキュラムを設定しています。講師陣は、木造建築の第一線で活躍する人材が全国各地から集まっています。森林、木材、木造のエキスパートに出会い、交流しながら、未来に活かせる知識を学べるのが、最大の魅力です。

これからの時代に木造建築を設計するには、単に構法を理解するだけでなく、木という素材の特徴や建築に向いた使い方を理解した設計が求められます。そのためにも、研修生の皆さんには本校の恵まれた教育環境と立地を活用して、林業や木材業・建築業の関係者とネットワークをつくり、卒業後も相談しやすい仕事環境を実現してほしいと願っています。本校で得た広がりのあるネットワークは、今後の木造建築の仕事に欠かせない財産となるはずです。

全国の熱意ある皆さん、これまでの技術や実績をさらに向上させるため、改めて集中した時間を持ちたいと願っているあなた、ぜひ、本校で一緒に学びましょう。

教師のインタビュー動画が再生します
教師のインタビュー動画が再生します

実践力を養う
教育体制

校舎そのものが教材

01

木造建築の「新旧の技術」が集結

高知県が需要拡大に努める新建材「CLT」や日本伝統の貫工法を活用した画期的な校舎は、まさに生きた教材。
木の魅力、木造建築の可能性を広げる新旧の技術が集結しています。
理想的な環境のなかで、林業や木造建築の基礎から実践まで、幅広く専門性を磨くことができます。

02

CLT棟

教室などが並ぶCLT棟は、RC構造の建築に劣らない解放感を叶えています。コモンスペースのテーブル等随所にCLTを活用し、魅力を存分に体感できます。

03

多目的実習室

式典などを催すホールは、日本伝統の貫工法を応用したトラス構造となっています。格子状の天井は圧巻。伝統技法と最新技法を対比させながら学ぶことができます。

04

教室

木の温もりを感じながら林業や木造建築について学べる教室。CLTを使った耐力壁や張弦梁を用いた天井なども教材となっています。美しい木目の四万十ヒノキの机でリラックスして学べます。

木の魅力と技術がつまった
校舎をバーチャル見学

高知林大ならではの研修内容

設計・製図

設計・製図

基本的な製図方法を習得し、さらにCAD、3D-CGを活用した設計手法を身につけます。講師の指導の下でエスキスを重ねることにより、住宅から中大規模木造までの設計手法を習得します。様々な製図、表現スキルを駆使してプレゼンテーション能力の向上を図り、第一線の建築家の創作活動から設計行為の本質を学ぶことが可能です。

  1. 基礎:遍路小屋など
  2. 小規模木造建築物:戸建て住宅
  3. 中大規模木造建築物:道の駅など多用途建築物
  4. 応用演習:家具などの即日設計や木造建築物のリユース、リユーズなどの設計手法

木質構法概論

木質構法概論

林業や地域社会、歴史等の様々な視点から、木造建築の意味や役割を考え、理解を深めます。具体的な構法各論、積算、模型製作を通じて木造建築を設計するための基礎知識を身につけ、高知県特有の材料や工法について学びます。

環境性能・耐久性設計

環境性能・耐久性設計

建築物に求められる温熱環境(断熱性能・省エネ性能)や遮音性能などの環境性能と、木造建築において特に考慮すべき腐朽・シロアリ対策などの耐久性設計について学び、エコハウス、木橋などの事例見学も行います。

コミュニケーション学

コミュニケーション学

建築をつくりあげていくプロセスにおいて求められるコミュニケーション能力、プレゼンテーションスキル等を講義と実践的なワークショップによって学びます。

木質構造設計

木質構造設計

木造工法の種別を理解するとともに、住宅から非住宅、更には都市木造に至るまで幅広い分野での安全な木造建築物の設計に必要な構造計画、構造設計手法、構造計算等について学びます。また、耐震診断や耐力壁の考え方についても学習します。

木造防耐火設計 YouTube

木造防耐火設計

木造建築物における火災発生のメカニズムを学び、防火・耐火に関する基本法令や安全設計の考え方、また木材を現しで表現する手法など、特に中大規模木造建築物を設計するうえで必須となる防耐火設計の知識を身につけます。

建築法規

建築物を正しく設計するうえで不可欠な建築基準法、また建築物を安全につくって利用するために必要とされる構造や耐震に関係する法規、設備や適正な性能・品質を確保するための関連法令の概要について学びます。

木造建築施工

伝統工法や在来工法をはじめとし、集成材から最新のCLTまで木造建築物の設計や様々な施工方法・施工上の要点等について学び、適切な監理を行うことのできる知識を身につけます。また、現役で活躍されている大工からも施工技術の実践を学びます。

木材利用特論

木材の流通や規格を学び、コストコントロールや木材の効率的な利用方法を習得します。材料費、加工費、運搬費等、木材の価格決定メカニズムについて理解を深め、山側に適正な利益を還元することで持続的な林業を可能とする手法について学びます。

木材加工・自力制作/材料実験・測量

木材の基本的な性質性能、集成材等の加工方法を学びます。耐力壁を設計制作することで木材の性能、加工方法を学びます。ヤング係数や含水率の測定等の実験を通じて木材の持つ性質の理解を深めます。

卒業設計

自分で課題を設定し、設計コースの最終成果物として取り組みます。

手厚い給付金制度と
安価な研修料

給付金として
年間最大
165万円を支給

研修料は
年間 33万円
(研修費 約13万円 + 教材費約20万円)

負担が少なく
木造建築が学べる。

高知県立林業大学校では、1人あたり最大165万円(年間)の給付金を支給する支援制度を整備しており、研修生は安心して研修に専念することができます。
給付金制度には要件があります。詳細については、お問い合わせいただくか、「高知県緑の青年就業準備給付金事業について」をご覧ください。

本校木造設計コースで
学ぶ研修生

研修生の年代

研修生の年代

入校前の経歴

入校前の経歴

卒業後の進路

卒業後の進路

※2025年4月時点

きめ細やかな就職支援で
就職率100%

希望を叶える就職支援

高知県立林業大学校は就職率の高さが自慢です。
研修生一人一人の希望に合わせて、きめ細かな就職指導を実施しています。また、インターンシップによる職場体験も積極的におこなっています。こうした就職支援によって、ほぼ全ての卒業生が、木造建築関係の仕事に就いています。

  1. 1. 個別面談・就職相談会・インターンシップ
  2. 2. 林業専門の雇用アドバイザーが常駐
  3. 3. 企業・森林組合と連携
    (林業事業体・建築設計事務所など)
希望を叶える就職支援

充実したインターンシップ制度

あなたに合う職場に出会える

  1. 専攻課程は年3回、それぞれ1回につき約2週間程度のインターンシップを行います。

  2. インターン先は研修生の希望を聞いた上で学校がマッチングします。
    木造設計(工務店、設計会社等)で28社の実績があります。

  3. 実際に現場での作業等を通じて、事業体の雰囲気や作業内容を知ることができるので、就職先を決めるための重要な体験になります。

  4. 本校で身につけた技術を現場で実践し、事業体の先輩方に指導してもらうことで知識や技術が向上できます。

卒業生の声

VOICE

本校卒業後、
株式会社山本建設に勤務。

高知県出身
上山 哲成

「木」を深く学び、仲間と話し合った経験。
構造からアクセントまで、積極的に木と関われる設計士に。

建築の現場監督に10年以上携わりながら、以前から興味のあった木造建築を深く学びたいと思い、妻から聞いた高知県立林業大学校に入学しました。まだ現在では、木造の大規模建造物の事例は少なく、そもそも「木」とはどんな素材なのか、どのようにして木材になるのかなどを知りませんでした。
入学後、材料の特質を学び、流通を直に肌で感じ、使い方が見えてくる中で、建築に対する考え方も大きく変わりました。

卒業後に就職した設計事務所では、1年間の学びを糧に、建築の構造を選択する際にはまず、木造を積極的に使っていく自信が生まれました。木の質を知ると、ひとつの建物に対して木はどうあるべきか、シミュレーションできるようになります。
木材を以前より深く建築物に取り入れることで、結果として創り出す空間や表現が変わってきたと感じています。
木材の使用がデフォルトな状況を社会で共有することは、木材流通における問題解決につながると共に、林業・建築業界の改革につながり、社会が変わる力になるかもしれません。
これは、30代後半で学生に戻り、木に関わる多彩な学びと共にある環境の学校で学べたからこそ抱けた思いです。

社会人入学後、
本校との縁で
㈱隈研吾建築都市設計
事務所に勤務。

東京都出身
國枝 東史生

高知で学んだ、森林から建築までの世界。
全国で木造建築に携わる方に、推薦します。

東京で25年間、首都圏を中心とした公共・民間の建築を設計してきた私にとって、単身高知へ移り住んで学んだ1年は、かけがえのない時間です。
造林や林産に関する講義や現場実習、木材や製品についての講義に現場見学、そしてコースの本題である木造建築の講義や設計演習では、構造や防耐火、遮音、温熱環境計画といった内容の確認や検討方法も学びました。卒業後はインターンシップを通じて就職した隈研吾建築都市設計事務所へ。木を使って考え設計する内容が幅広くなり、楽しくなったと実感しています。

また、カリキュラムとは別に、林業に関わる地域の皆様や専門職員から直接、お話が聞けたことも、高知県ならではの魅力です。私が、設計という川下から見えるものだけでなく、自然環境や造林、林産業という川上での地域の営みから始まることに直に触れたい、そして最新の木材利活用を知りたい、改めて木を使うことを学び直したいと考えたきっかけは、数年前、高知の林業家ご家族と出会い、災害も含めて地域と共に生きていく生活信条を知ったことでした。林業を支える地域があって、私たちが木材を使えるのだと気づかされ、それを学ぶことができた場が、本校です。

専攻課程

木造設計コース

COURSE

木造建築の未来を拓く
プロフェッショナルへ

木造建築の意義や役割を林業や地域社会、歴史の観点から考察し、具体的な構法や積算、模型製作を通じて
設計の基礎知識を身に付け、高知特有の材料や工法について学びます。

入校案内

入校案内
年齢
18歳以上
研修期間
1年(1,200時間程度)
定員
10名
入校資格
  • 建築士の資格を有する者
  • 高校や専門学校、大学等で建築やインテリアデザインを学んだ者 など