2020/01/23
    記事一覧に戻る image

    1月14日 基礎課程「特用林産(シキミ・サカキの栽培)」

    林業といえば「木材」をイメージする人が多いと思いますが、木材以外にも有用な森林の生産物を「特用林産物」と呼びます。特用林産物には食用のキノコ類や樹実、木炭などのほか、葉物等もあります。高知県では多種多様な地域資源を活用して特用林産物を生産しており、その生産額は年間26億円にも上ります。

    今回は、需要が多いにも関わらず、国内生産量が少ないシキミ・サカキの生産者のもとへ見学に伺いました。

    生産されているのは土佐郡土佐町の筒井順一郎さん。シキミ・サカキ栽培に加え、林業、稲作、アメゴ養殖などで多角経営をされています。

    研修生たちは、売れる商品の特徴や収穫時期のコントロール、出荷方法、挿し木苗の増やし方などを熱心に聞き取っていました。

    植栽してから5~10年後に収穫期を迎えるシキミ・サカキ。筒井さんが本格的に栽培を始められたのは10年ほど前から。筒井さんから若い研修生たちに「木材に限らず山には多くのビジネスチャンスがある。自分の将来設計に山の恵みをどう組み込めるかがポイント」とのアドバイスをいただきました。

     

    ※シキミサカキの詳しい栽培方法などについては、下記の高知県森林技術センターの「技術マニュアル」にPDFが上がっております。ご利用ください。

     

    2020/01/23
    記事一覧に戻る image