2020/03/03
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    短期課程 元気な地域創造コース「土佐備長炭編」

    2月17日~21日の5日間に渡って開催された「特用林産で地域おこし土佐備長炭編」。
    室戸市羽根川を上っていくと炭焼きの煙がもくもくと上がり、とてもいい香りが漂います。
    講師は「炭の森生」代表の森本生張氏。室戸市で土佐備長炭を生産し、研修生を受け入れ後継者を育成、また製炭業の省力化や、炭を使った新たな商品開発を行っています。
    1日目は炭の歴史から窯の構造、炭に関する知識を学習しました。研修生から炭に関する質問はもちろん、森本さんの生活についてのお話に、皆さん興味深々に聴いていました。
    2日目はウバメガシを一定の大きさに切る木づくりと窯づくりを体験しました。中々上手く木をまっすぐに切ることは難しいですが、研修生は淡々と作業に没頭していました。窯づくりは、長さの異なる木を互い違いに並べますがこれも難しい。森本さんは「何事も経験。数をこなさにゃ上手くはならんね」とおっしゃっていました。
    3日目は実際にウバメガシの木を伐採しました。森本さんの山は手入れが行き届いており、研修生はスムーズに木を切り倒していきます。
    4日目は窯出しと選別を体験しました。窯の中は1000℃以上の高温。そこから真っ赤に染まったウバメガシの木を出し、灰と土を混ぜた「素灰」をかけて消火します。
    十分に冷ましたらそれをダイヤモンドカッターで14㎝程の大きさに切断し、太さ、曲がりなどを見て、品質ごとに仕分けしていきます。
    5日目の最終日は窯入れを体験しました。ウバメガシの木を隙間ができないように狙った所に投げる作業です。入口が狭く中々狙い通りにはいきませんでしたが、研修生は狙った所に入っていくのが楽しく夢中になっていました。
    5日間の体験で、これを機に炭焼きをやってみたいという研修生もおり、とても有意義な研修となりました。

    #備長炭 #土佐備長炭 #炭焼き #地域おこし #ウバメガシ

    2020/03/03
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