2022/06/09
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    専攻課程木造設計コース「コミュニケーション学」

     5月19、20日の2日間、東畑建築事務所の久保久志先生をお迎えし、「コミュニケーション学」の講義が行われました。

     初日は近所で建設中の香美市立図書館の見学。

     複雑な屋根の構造と、それを支持する集成梁を組み上げた施工技術に感心させられました。

     

     2日目は主にワークショップ。

     久保先生は、設計手法にワークショップを取り入れており、今回の講座では「協働してつくる建築設計プロセスを学ぶ」というテーマで、単なる合意形成に終わらない「主体形成」につなげるワークショップ手法を教えていただきました。

     

     即日グループ設計では「林業大学校の魅力向上!」をテーマに改善案を検討。

     KJ法を用いて意見を出し合い、「林大で生活してみて」というワークシートを作成しました。それを基に「林大UPDATE」と題して、すぐに対応できそうなものから大がかりな工事が必要となるものなどを整理し、写真のような一枚のペーパーにまとめました。

     

     実はこの講義、例年2月後半に行われていましたが、

     「林業大学校の魅力向上を考えたところで、私たちもう卒業するじゃないか!1年間かけて魅力向上に向けた取り組みをしたかった!」

    という卒業生の声を受け、急遽5月の実施が決まった背景があります。

     今回出し合った意見で「すぐに解決できそう」に分類された教室の机の配置などについては、翌日改善されていました。

     

     さて、2月にもう一度久保先生の講義があります。

     その時までに、今回「林大UPDATE」に挙げた課題がいくつ改善されているでしょうか。

     積極的に林業大学校の魅力向上に取り組む木造設計コース研修生の取り組みに要注目です!

     

    2022/06/09
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