活動報告
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短期課程 建築学生向け集中講座(オータムスクール その4)
(3日目)
最終日の今日は、高知市内の木造建築を見学しました。
最初に訪れたのは牧野富太郎記念館(設計:内藤廣建築設計事務所)。
高知県出身の世界的な植物学者をたたえる植物園の園舎は、大断面集成材をつかった有機的な曲面が特徴で、構造設計には本校特別教授の腰原先生も関わっておられます。
続いては、お隣の行基上人の開創になる名刹、五台山竹林寺へ。
まずは重要文化財の本堂と客殿を拝観して木造建築の歴史を学んだあと、納骨堂と完成したばかりの本坊と庫裏を見学。どちらも堀部安嗣建築設計事務所の作品で、構造設計は本校の講師をお願いしている山田憲明先生です。
最後にJR高知駅の見学です。
牧野記念館と同じく内藤廣建築設計事務所の作品です。竣工はこちらの方が先ですが、大断面集成材をつかった曲面の大屋根は共通しています。木造の駅舎ということで防火検証には早稲田大学の長谷見研究室が、また木材の強度試験には高知県森林技術センターが関わっています。参加者からは「木造の良さ、可能性がわかった」「一生の宝物になる体験だった」「普通の授業では経験できない体験が出来た」「木や木造建築に対する理解が深まった」といった感想をいただきました。
建築学生向け集中講座は来年度も開催予定です。
興味がある方は是非ご参加ください。